フレネミーとは
あなたの周りに『フレネミー』はいますか?
フレネミーとは、
Friend(友達)を装ったEnemy(敵)の事。
共に協力して戦おうと思っていたらまさかの身内にやられる悲しいパターンです。
いざ、お洒落街コンの立食パーティーへ!
社会人になって少しした頃、同期のK子とM美と3人で彼氏が欲しい!(仕事がつらすぎるから)結婚したい!と出会いを求めて立食パーティーに行きました。
参加したのは男女20代〜30代限定のパーティーで、夜のお台場が舞台。
共に参戦するのは私を含む3人。
新卒で同じ部署に配属された仲間です。どんなに辛いときも一緒に励まし合いながら頑張ってきた大切な友達だった…はずでした。
普段話をしている時はみんなさっぱりとした性格で、毒舌。そんなところが好きでした。
立食パーティーは雰囲気の良いオープンテラスで会食とお酒を楽しみながら自由に気になった人と会話をするという形式でした。
なんかバチェラーみた〜い!面白そう。
確かに!似てる!
私はこのような場が初めてだったので周りをよくよく観察すると、『歯科医』だという人気の男性の元にたくさんの女性が群がっています…その彼が移動すると女性たちも大移動。すごいの一言です。
やば!やっぱりバチェラーだ!!
圧巻だったよ。肉食女子がたくさんいた!
男女ともにイケイケなタイプが多くて服装もバッチリ決めてきていたよ!
男性はお洒落なスーツ、女性は綺麗なワンピースが多かった。
周りの必死な様子を見てなぜか私は一気に冷めてしまい、男性の目も気にせずがめつく食事で参加の元をとろうとし始めます。
なんだよ〜〜!ガツガツ行けよ〜〜!!!
いやあ、無理だよ〜泣
K子も気になる男性がいないようで飲み物片手に私にばかり話しかけ、まるで何をしに来たのかわからなくなってしまいました。
出会いの場で女子会始めちゃうのもあるあるよね。
一方でM美は例の人気者の彼が気になるようで話しかけに行きたいと。一緒に来て欲しいというので私とK子は、はなからM美を引き立ててあげるつもりで付いて行きました。
それにしてもあんな群がっているところにどうやって話しかけに行くのかと思っていると、M実は群がる女子たちをかきわけ、彼のシャツの裾をちょんちょんと引っ張り、過去聞いたことの無いような激甘な声で
あのぉ、ちょっとお話いいですかぁ〜〜
と。いや、素直にすごい。この群衆の中、そして普段の様子を知っている私たち2人の手前でその技を出せるとは。
このタイプのパーティーは全員と話をする回転寿司方式の婚活パーティー(こちらのレポは過去記事をご参照ください♪)と違い自分で動かなければ始まりません。私のように周りの目を気にしたり、自分から声をかけられない人には向かない形式です。
これができるのはM美がこのような場に慣れているからなのか、私が知らないだけで元々こんなタイプだったのか。
M美は3人中唯一の東京生まれ東京育ちのシティーガールだからね!キラキラした出会いの場に慣れているのかも。
M美すごいぞ!!これは見習うべき!!!
人気者の彼と私たち3人は少し話をすることになりました。
M美豹変!!!
彼はM美にももちろん話しかけますが私たち2人にも話をふってきます。(常識的な範囲でね!)
私とK子は控えめに返事をしていましたが、自分だけに話をしないこと、少しでも自分以外に彼の視線が移ることが気に食わないのか、急にM美は、
この2人ってね〜、すっごく口が悪くてぇ〜
裏では怖いんだよぉ〜〜
ええええーーー、ど、どうしたM美。。。
あまりの不意打ちに言葉を失った。
色で言うとぉ〜、K子は黒で(私)は茶色って感じ〜。M美はピンク
茶色、ウケる!
危うく唐揚げを落としそうになったよ。
M美は確かに私やK子には到底似合わなそうなピンクの花柄ワンピースを可愛らしく着こなしています。
的を得ていると言えばそうなのか笑
その後もすごい、出るわ出るわ私たちを下げる?ワードが笑
男の前でそんなこと言うの逆効果なんじゃ。。。
そう思う。。。
私たちはその彼に別にどう思われても良いのと、本気でM美の豹変ぶりが面白く、その場では芸人に徹しました。`
結局、M美は彼のアドレスをゲットしご満悦です。
帰り道では、私ならそんなことをしてしまったことを申し訳なくて顔も合わせられなくなりますが、M美は何も無かったかのようにさっきより数オクターブ低い声の普段の彼女に戻りました。
なかなかの強キャラね。
彼女の本質が見えた気がしました。
今まで出会ったことの無いタイプです。
今はあれから数年経ち、それぞれ転職、退職してばらばらになりました。
M美とは職場が離れたのを機に連絡を取っていませんが、イメージカラーが黒のK子と茶色の私は今でも仲良くしています。
2人の中でこの話はたまに思い出す笑い話です。
正直、友達と仲良く婚活♪なんて無理なのよ。
本当にその通り。
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